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【転職を考えている方へ】社会保険労務士事務所のリアルな年収を徹底解説

こんにちは、knotです。

皆さんは就職・転職をするにあたって、

就職・転職に関するよくあるお悩み


  • この企業に転職するとどのくらいの年収が見込めるのだろう?
  • 今の給与と、転職先の給与だとどちらが上にになるのか?
  • 他の会社に比べて待遇はどの程度差があるのかな?

このような年収に関する悩みや疑問があるかと思います。

今回は社会保険労務士事務所への就職・転職に関する年収について、

社会保険労務士事務所(法人)にて転職し、約3年間勤務した実体験を元にお話いたします。

私も社会保険労務士の資格を目指しているときは「社労士事務所 年収」「社会保険労務士事務所 待遇」とよく検索をしておりました(笑)

社会保険労務士の業界に向けて転職を考えていたり、人事・労務関係のキャリアを考えられている方に向けて、一つでも参考になる情報がお伝えできれば幸いです。

この記事でお伝えできること


  • 社会保険労務士事務所(法人)への転職時の年収とその推移
  • 全国での平均年収
  • 社会保険労務士事務所の求人調査から見えた年収相場

社会保険労務士事務所の年収

私の年収の推移とその時のステータスをお伝えします!

前提として、私は大学卒業後、地方の中小企業にて法人営業に従事しておりました。そのため、社会保険労務士の試験には合格しましたが、完全に人事・労務に関する業務は未経験にて転職しました。

そのため、未経験者の方の就職・転職時の参考指標にしていただけると思います。

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26歳・未経験・資格合格者

最初の年は、資格には合格しておりましたが【業界未経験かつ第二新卒】の扱いでしたので、転職前より年収は遥かに下がりました(笑)

固定残業制度が導入されていた事務所で、約30時間分の固定残業手当が支給されていましたが、実際の残業時間は毎月20時間程度でした。お得といえばお得ですね。

27歳・2年目・資格登録

私は翌年、事務指定講習を受けた流れで社会保険労務士の登録をしております。この事務所では、資格手当が一律月2万円でしたので、その分月給が上昇しました。

一方で固定残業代が若干減っています。前年度の平均残業時間を元に計算したとのことですが、この年の残業時間は月40時間前後していたため、超過することが多かったです。

28歳・3年目

3年目の年収は前年から約80万ほど増加することになるのですが、一番の変動要因は賞与が100万円を超えたことでしょうか。

この年は非常に忙しく、毎月就業規則や助成金の作業に追われおり、事務所としても臨時収入が多かったことから還元いただきました。

通常は基本給の約4ヶ月あたりが相場になりますので、400万円前後が一般的になりそうです。

転職を検討している4年目になる前のタイミングでは、代表より次年度の年収は500万円と提示いただきましたが、リーダー的なポジションの打診だったため役職手当と推察できます。

就職・転職のための年収相場調査

就職・転職する際に自分がどの程度の年収になるのか、生活に直結するため気になりますよね。今回は全国の年収水準と、社会保険労務士事務所の年収についてまとめてみましたのでぜひ参考にしてください。

【参考】全国の年収相場

国税庁の平成30年民間給与実態統計調査を参考に、平均年収の表を作成しました。原本では、5歳間隔でしたが見やすいように20代から50代まで、10年間単位でまとめたものになります。

年代
平均年収
カテゴリ
全体
男性
女性
20代
267~370万円
284~404万円
249~326万円
30代
410~448万円
470~528万円
314~315万円
40代
476~502万円
581~635万円
313~319万円
50代
520~529万円
682~686万円
298~322万円

業種・職種関係ない数値ですので、幅もありますが、20代であれば大卒1年目の24歳前後が267万円、29歳が370万円と読み替えると良いかもしれません。

女性の平均年収の変動値が少ないのは、出産・育児等が関係している模様です。

原本は平成30年分民間給与実態統計調査こちらからご確認いただけます。

国税庁-国税庁長官官房企画課作成のPDFへ飛びます。

社会保険労務士事務所の相場

社会保険労務士の業界では、個人開業なのか、法人化(いわゆる社会保険労務士法人の名称)なのか運営方法が若干異なりますが、今回の調査では考慮しておりませんのでご了承ください。※調査上そこまで大きな変動は見られませんでした。

抽出方法として、各種就職・転職サイトに求人が出稿されている社会保険労務士事務所を調査し、モデル年収の記載から平均値を算出しております。

ただし、事務所によっては残業代込の年収と、単純に年収との表記で差異が見られたため、私の経験を元に30時間前後の残業を含んで年収を算出しております。

これから社会保険労務士事務所への転職を考えている方は、参考指標として活用いただけますと幸いです。入社歴はおおよそ経験年数に当てはめても良いと思います。

5年目未満の若手職員の場合

初年度はどこの事務所も初任給は200,000円~210,000円程度と差は有りませんでした。また、5年目までの経過を見ても月に250,000~300,000円(残業代含む)と、比較的水準は同じようです。

20代の平均年収の相場が、267万円~370万円(全体値)のため、新卒で入社した際は平均よりも高い金額です。資格がなくとも3年目で350万円の事務所もあるため、新卒・第二新卒での入社も検討してみてはいかがでしょうか。

勤続(経験)5年以上のベテラン職員の場合

5年目から10年目までは、おおよそこのような金額で推移をしております。賞与の支給月数でばらつきがありますが、500万円~600万円程度は見込めそうです。

経験年数的に、30代~40代の平均年収を比較対象とすると、

全体値の平均年収は448万円~502万円のため、こちらも社会保険労務士事務所に軍配が上がっております。

まとめ

今回は、私の実体験および求人情報を元に社会保険労務士事務所の年収を解説いたしました。

専門的な業務のため、資格を持っていない場合でも頑張れば平均相場よりも高い収入を目指すことも可能ですので、ぜひ興味のある方はこの業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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ABOUT ME
knot
合格率4.4%だった社労士試験を一発合格。社労士法人で修行した後、メガベンチャーに転職。経営企画とかマーケティングとかコンサルティングをしています。