これから転職を考えている人で
- 社会保険労務士事務所で働きたいけど、転職活動はどんな風に進めるのがいいのだろう?
- 自分で直接応募した方が熱も伝わりそうだけど、転職エージェントを使ったほうが効率も良い気がする……
このような疑問を持っている方の不安を、本記事では解決いたします。
- 社労士業界や人事労務やバックオフィスへの転職を検討している
- 転職で失敗したくない
- 効率よく、希望する条件で転職がしたい
社労士のknotです。私は地方の企業から、従業員が数千人を超える企業で人事・経営計画に携わるメンバーへキャリアアップしてきました。
転職活動をする上で、求人広告に直接応募したり、転職エージェントを利用して申し込んだこともあります。その経験も踏まえて、「企業サイトから直接応募するのではなく、転職サイト・エージェントを使うべき理由」をお伝えします。
採用戦略や求職者のペルソナ設計なども行っており、求人者目線・求職者目線の両方を経験していますので、その観点からも解説いたします。
また、初めて転職を考えている方に向けて
- 転職を効率的に進める方法
- 転職エージェントを使うべき理由
についても紹介しますので、少しでも希望する条件にマッチした企業に転職をしたいと思う方はぜひご一読ください。
【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】
人事・総務をはじめとした管理部門や、社会保険労務士事務所などの士業に特化した人材紹介会社になります。管理部門職種に転職したい方は必須のエージェントサービスです。
人事専門の転職エージェント【人事プロパートナーズ】
人事に特化した人材紹介会社であり、人事領域の案件が豊富です。また、エージェント担当者は人事責任者・人事経験者が多数在籍しているため、より具体的なキャリア支援を受けることができます。
転職活動をするにあたって知っておくべき基礎知識とは
転職をするにあたり、
- 転職を円滑に進めるためには、どのような方法があるのか?
- 自分で直接応募する場合と、転職エージェントを使う場合でどのような違いがあるのか?
を知っておくだけでも「転職サイトやエージェントを使った方がいい」理由が腑に落ちやすいと思いますので、まずは転職活動の基礎知識についてお伝えいたします。
転職は大きく2つの方法でできる
転職活動は、主に2つのパターンに分類できます。
具体的には、
- 自分で見つけて応募するパターン
- 紹介してもらい応募するパターン
就職活動をする際に、合同説明会に参加したことがある方も多いと思いますが、これは①の自分で見つけて応募するパターンに該当します。
それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。
自分で見つけて応募するパターン
自分で見つけて応募する場合は、
- 企業のホームページやリクルートサイトを探す
- 合同会社説明会や相談会などのイベントに参加する
- 転職サイト、雑誌の求人広告
- SNSなどで、求人を出している企業を見つける
などが該当することになります。
これらに共通するのは、
「会社の特徴・給与や福利厚生などの労働条件・社風や組織文化」などを自分ですべて調べる必要があります。
紹介してもらい応募するパターン
紹介をしてもらう場合は、
- 転職エージェントサイトに登録し、仲介を受ける
- ハローワークに行き、窓口の方に相談をする
- 人事に関する決裁権を持つ方を経由する
このパターンになります。とはいえ、ハローワークを通じて応募する場合であっても、必要最低限の紹介しかしてくれないため、転職エージェント経由のみと考えた方が良いでしょう。
転職エージェントとは、「転職を希望する方」と「人材を探している企業」のマッチングをしてくれる、仲介人であり、
転職希望者には、専任のキャリアアドバイザーが付き、転職活動をサポートしてくれるサービスです。
転職活動をうまく進めるコツは転職エージェントを使い倒す!
少しでも自分の条件に合致する会社に転職をしたいですよね! そんな方は転職エージェントを使うことで、効率的かつ効果的に転職活動を進めることができます。
なぜ転職エージェントを使うべきなのか、 【転職者目線】と【企業目線】の2つの観点で整理していますので確認しましょう。
【転職者目線】転職エージェントは紹介してくれるだけじゃない!
転職エージェントを利用したことがないと
働いて単に案件の紹介しかしてくれないのでは?
と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、
転職エージェントの役割は
- 転職を希望する条件にあった企業の紹介やマッチング
- 企業の特徴や風土、どういった方が転職しているかなどのエージェントの経験に基づいた情報提供、アドバイス
- 職務経歴書の添削や、面接時の対応策のレクチャー
- 転職希望者と企業の仲介人として、選考スケジュールや年収条件の交渉や調整
こういったサポートをエージェントは実施しています。
そのため、転職自体が初めての方や、未経験の業界・業種にチャレンジしたい方は、転職エージェントを使わない手がありません。
また、転職希望者側がエージェントを使う際に費用はかかりませんので、とりあえず登録して紹介を受けてみる、ということもできます。
社会保険労務士事務所や人事労務の業界が未経験であっても、応募書類の添削や面接対策の相談もできますので、安心です。
転職エージェントを活用すべき理由については、別の記事で詳細を解説していますのでぜひチェックしてください!
【企業目線】企業側も本気で人材を探しています
転職エージェントのサービスは、いわゆる「人材紹介会社」になります。
企業が求職者を探す際に転職エージェントを利用する場合、成功報酬として手数料を支払う契約になっていることが一般的です。紹介手数料の相場は「採用した方の年収の30%前後」とされており、
- 年収400万円の方を採用した場合……120万円
- 年収500万円の方を採用した場合……150万円
おおよそ上記の金額をエージェント側に支払う必要があります。
そのため、採用にかけられる資金力があり、尚且つ紹介をしてもらってでも人を採用したい!という前向きな企業と出会うことができるのです。
リクナビやマイナビなどに広告を掲載する場合は、プランによって異なりますが20万円から120万円前後が相場になります。
この場合「応募する方がどれくらいいるのか?」「どのような層から応募があるのか?」分からないため、せっかく求人を出しても採用につながらないケースは意外と多いのです。一方、転職エージェントを使う場合は成功報酬のため安心して活用できるというわけですね
直接応募を避けるべき理由とは?
私は過去に2回の転職経験がありますが、 直接応募も、エージェントからの紹介も経験をしています。
自分の経験から、直接応募を避けるべき理由は
- 必要な時間に対するリターンが少ない
- 企業の採用活動に対する姿勢が異なる
- 求人を出している事務所・企業の質が異なる
この3つだと考えていますので、それぞれ詳しく解説していきますね!
① 必要な時間に対するリターンが少ない
転職活動をする場合、直接応募するケースとエージェントを使う場合では次のような違いがあります。
直接応募する場合
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エージェントを使う場合
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---|---|---|
求人情報
|
自分で検索する | 求人掲載企業を紹介してくれる |
企業情報
|
企業の内情などは検索にもなかなかでないため、把握が難しい | 企業と直接の接点を持っているため、内情把握ができる |
交渉
|
自分で行う必要がある | エージェントが代理で行ってくれる |
直接応募をする場合は、
-
STEP1興味がある・行きたい業界や業種から企業を探す自身の希望とマッチする求人広告を探すため、転職サイトであったり、ハローワークに登録されている求人広告を探す
-
STEP2求人広告に応募する求人広告が出ている企業にのみ応募が可能。求人が出ているか不明の企業に応募する場合は、採用担当者や人事・総務部へ直接問い合わせをしなければならない。
-
STEP3各種段取りをすべて自分で行う求人への申し込みに進めた場合、書類作成から面接のスケジュール調整、その後の雇用条件などについてすべて一人で対応しなければならない。
日々の仕事をこなしながらの転職活動は大変です。また、無事に転職先が決まったとしても、社内の雰囲気などを知る機会はほとんどない為、
「自分の期待している雰囲気ではなかった……」と入社してから後悔することも少なくありません。
社会保険労務士事務所の場合はホームページを持っていないケースがあり、 どんな事務所なのか、調べたくても分からないことがあります。情報を知らないまま面接に進めても、難しい結果になりますので、必要な時間に対するリターンは少ないのです。
② 企業の採用活動に対する姿勢が異なる
企業側の観点だと、
上記に分類分けができます。
このように考えると、求人広告に応募があった方にのみ対応をするのでは、
「今すぐの採用は不要だが、良さそうな方から応募があったら対応しよう」
こういった可能性があるのです。特に掲載費用が安価な求人媒体の場合は、通年求人広告を出していることもざらにあります。
そのため、エージェント(人)からの紹介をして採用したい!という企業の場合は選考まで進めやすい特徴があります。
③ 事務所・企業の質が異なる
転職エージェントを利用する企業は、エージェント経由で新しく従業員を採用すると推定年収の30%前後を成功報酬として支払う必要があります。(※転職する側の方は無料)
決して安くない金額を支払ってでもエージェントを利用する社労士事務所・企業には、求職者目線ではメリットとなる特徴があります。
特徴①:一定の資金力がある事務所・企業が多い
特徴②:採用活動も必要な投資という考え方であり、受け入れ体勢も整っている環境が多い
特徴③:人員採用が経営課題であり、早急に採用したいと考えている
転職エージェントを利用している企業では、積極的に人材を探しているため、受け入れ体勢も準備ができているケースがあります。
加えて、100万円を超える費用を支払ってでも採用を進めたい事務所の場合は、社長の懐に儲けたお金を入れるのではなく、計画的に人員に投資をしようというスタンスであることが多いのです。
社労士事務所は個人経営になりがちですので、採用活動にお金を掛けられるのか、という視点は 事務所選びの重要なポイントになります。
私はとある社会保険労務士事務所に直接応募して面接に進んだのですが、
訪問し、面接を受けて初めて「社内の雰囲気が異様に暗いこと」「給与がかなり安く、売上のほとんどは代表の懐に入れている」という状況を目の当たりにして、選考を辞退したことが何度かあります。
この経験から、情報が一般的に出回りにくい社労士事務所や人事・労務業界への転職をする場合には、転職エージェントから情報を仕入れることは必須だと痛感しました。
エージェントを使っている事務所・企業がすべて良いわけではありませんし、逆も然りです。求人広告メインで採用活動をしている企業でも優良な会社は当然あります。ただ、求職者からするとエージェントは無料で使えるのです。正直活用しない理由は無いと思います。
まとめ:エージェントは積極的に活用しよう!
今回は、直接応募をおすすめしない理由を解説させていただきました。
まとめると
- 必要な時間に対するリターンが少ない
- 企業の採用活動に対する姿勢が異なる
- 事務所・企業の質が異なる
上記の観点から、自分で求人広告を探し、企業分析、書類応募、面接と進めていくより、 エージェントと相談しながら、希望する条件での転職ができるように進める方が安心できるのではないでしょうか。
最後に、私が実際に使ってよかったと思う、
「社会保険労務士事務所や、人事労務に強い」「無料なのに信頼できる」エージェントを紹介いたします。
どんな案件があるのか、ひとまず登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
社会保険労務士事務所や人事・労務業界へ転職したい方へ
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登録しておくだけでも、転職活動する際に有益な情報が得られますので、お見逃しなく!