こんにちは、knotです。
資格合格に向けて勉強する際、
このようなことが気になりませんか?
今回は難関国家資格である「社会保険労務士」の試験について、
勉強期間8ヶ月で合格率4.4%(史上最低2番目の低さ)の時に一発で合格できた勉強方法や経験を元にお話いたします。
私も社会保険労務士の資格を目指しているときは「社会保険労務士 合格方法」「社会保険労務士 勉強方法」とよく検索をしておりましたが、中々イメージを掴むことが出来ませんでしたので、そういった方の一助になれば幸いです。
社会保険労務士試験の試験に向けた心構え
すでに社会保険労務士の試験についてはご存知の方も多いかと思いますが、
下記の記事にて試験の概要や知っておいて損はしないポイントを3つに絞り、解説しております。
https://www.sharoushi-campus.com/%e3%80%90%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%80%91%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%99%ba%e5%8a%b4%e5%8b%99%e5%a3%ab%e8%b3%87%e6%a0%bc%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/難関資格にチャレンジする際は、メンタル対策も重要になります。ぜひこちらの記事から心構えをしていただければ幸いです!
押さえておくべき2つの勉強手法
社会保険労務士試験以外にも使えますが、まずは私が実際に体験して「これは良かった!」と感じた勉強方法をお伝えします。
特にポモドーロ・テクニックは忙しく、勉強する時間に制限のある社会人の方必見です!
効率を上げる!「復習するタイミング」の設定
参考書を購入した後「あと◯ページだから、1日に△ページ進めて行けば全て読み終えられる」といった計画を立てる方はいらっしゃいませんか?
資格合格のためには、試験日までに知識・理解力を高める必要があり、試験範囲を網羅的に押さえるためには計画的な勉強スタイルが求められます。
しかし、勉強を進めていく中で
勉強したことを忘れるのは勿体ないから何度も同じ箇所を見直してしまう
時間がないため、まずは一通り参考書を読みました!復習を兼ねて2周目に入るもほとんど内容を覚えていなかった
このような事態を招いてしまうこともありますよね。結果、再度計画を組み直すなど予定が崩れるだけでなく、焦って勉強が頭に入らない悪循環に陥る可能性に繋がってしまいます。
特に、社会保険労務士の試験範囲は多岐に渡りますので、一度に全てのことを覚えることは不可能に近いでしょう。
そのため「忘れることを前提にした復習計画」を建てることで、効率良く勉強ができますので大変オススメです。
具体的には、聞いたことのある方も多い「エビングハウスの忘却曲線」を利用する方法です。
「エビングハウスの忘却曲線」は時間の経過によってどれだけ忘れるのか、ではなく忘れた内容を覚え直すことに必要な時間(一番最初に掛かった時間と比べて)がどの程度節約できるのか、となる考え方です。
社会保険労務士の試験科目に例えてみましょう。
労働基準法の第1条から第10条までの解釈をすることに「100分」必要だったと仮定した場合、1日後に復習すると、26%は覚えているため74分で覚え直すことが可能、というものです。
- 60分後に復習すると44%の節約率
- 初回で覚えた時間100-44=56分で覚えられる
- 1日後に復習すると26%の節約率
- 初回で覚えた時間100-26=74分で覚えられる
- 1週間後に復習すると23%の節約率
- 初回で覚えた時間100-23=77分で覚えられる
- 1ヶ月後に復習すると21%の節約率
- 初回に覚えた時間100-21=79分で覚えられる
人の記憶力には限界がありますが、復習を意識的にすることで
- 初めから学ぶときよりも簡単かつ忘れにくくなる
- 一度に多く学ぶよりも時間をかけて何回も勉強をした方が効率が良い
- 勉強した翌日には忘れるものが復習をすることで忘れるスピードを緩やかにすることができる
記憶への定着率を上げることができるのです。
忙しく、勉強時間の確保が難しい社会人の方であっても、10分、15分等の隙間時間は見つけられると思いますので、ぜひこの復習タイミングを意識して勉強に取り組みましょう。
ポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックとは、短めの作業(勉強)時間と短い休憩を繰り返す手法です。
具体的には「25分の勉強」と「5分の休憩」を1セットとし、
これを4回(合計2時間)ごとに30分の休憩を取ります。
この勉強時間の長さは各個人の特性や状況に応じて変更できますので、集中力が30分続くのであれば「30分の勉強」と「5分の休憩」でも構いません。
ただし、この2点は守りましょう。
- 一度決めた時間は集中して勉強をする
- 休憩時間はあくまでも頭の中を休める(SNSのチェックやテレビ番組の視聴はNG)
ポモドーロ・テクニックを活用した際に意識したこと
私は平日は下記のようにルールを決めて、2時間を一つのスパンとして勉強をしておりましたので参考にしてください。
- この日に勉強をする「範囲(ページ数)」を決め、タイマーを25分に設定
- タイマーをスタートし、アラームが鳴るまで勉強
- タイマーが鳴ったら5分休憩し、再度25分の勉強へ
- 4回(2時間)勉強を1日の最低目標として実施
ちなみに時間管理ですが、スマートフォンのストップウォッチ機能で十分です。
より詳しく知りたい方へ
今回ご紹介したポモドーロ・テクニックにつきましては、下記の書籍にて詳細に説明がされております。興味のある方はぜひご一読してみてください。
本当に役に立った市販の参考書籍
選択式対策に本当に使える参考書籍
社会保険労務士試験で多くの方が悩まれるのは、足切りの可能性が高い「選択式」の問題ではないでしょうか。
数多くある条文から虫食い状態で出題されるため、幅広く暗記が求められますので、毎年苦戦を強いられる方もいらっしゃいます。
私も選択式の足切りが怖かったので、参考書を何冊も買い、対策を練っておりました。
その数ある参考書の中でも本当に「使える!」となって繰り返し利用したものが
東京リーガルマインドから出版されている選択式対策専用の問題集となります。
こちらの参考書は、
「左ページには選択式の問題が表記(本試験と同様のスタイル)」
「右ページには解答および解説が記載」
上記のように見開き2ページで1つの問題が完結する仕組みになっております。下敷き等で右側のページを隠すだけで反復学習が簡単にできるだけでなく、
また、解説文中の重要語句が赤文字で書かれているため、暗記用の赤シートを重ねるとその解答解説ページも問題として利用ができる、1冊で2度おいしい親切な参考書と言えます。
赤シートで文章を隠すことで「なぜこの解答になるのだろう?」と考える癖が付くため、選択式の対策をしながら択一問題用の思考力も養えます。
ちなみに赤シートは添付されていますので安心してください。
まとめ
今回は、押さえておくべき2つの勉強手法と、オススメの参考書を1冊ご紹介いたしました。
社会保険労務士の試験は難しい国家資格ですが、今回ご紹介した勉強方法と書籍は私が実際に試験に受かった際に利用していたものになります。
当然、個人ごとに効果は変わりますので保証はできませんが、少しでも皆さんの勉強にお役立てできればと思いますので、興味のある方はぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
忘れることを前提に、復習するタイミングを組みましょう。私は次のように「一定の期間を空ける代わりに繰り返す頻度を高める」ことを意識しておりました。